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2022.07.16

Episode 10 | KAORIalive

日本が世界に誇るダンサー・振付師のKAORIalive。25年以上もプロとしてジャズダンスシーンの中心で活躍する彼女の「伝えるべきストーリー」。

今回はSHIROFESに参加されてコメンテーターを務められましたが、KAORIさんと弘前(FUNKY STADIUM)とのつながりは?

10年位前にNOBUO君が弘前にジャズダンスのシーンがほぼ無いからワークショップをやってほしい、とお声がけいただいたのが弘前とのつながりの始まりでした。NOBUO君が私の作品をみて感動していただき、そこから弘前呼んで頂くことになりました。もうトータルで16回くらい来させていただいてます。今回のSHIROFESには配信のコメンタリーでの参加でしたが、フェスの規模がとにかく圧巻でしたし正直ここまでの規模だとは思わなかったです。世界的にもダンスのフェスとしてここまで大きいのは無いのではないでしょうか? 内容的にはダンスのレベルがすごいのはもちろんなんですが、Double Dutch等ダンス以外のコンテンツもあったのが良かったですね。又、パフォーマンスの後にDouble Dutchの体験会をやったりしているのもすごくいいと思いました。後は今回自分も子供を連れてきたのですが、アスレチックや託児スペースもあったりと、子供たちが遊べる場所もあるというのが理想でしたね。本当にそういう部分も含めて素晴らしいダンスフェスだな、と思いましたね。

そうですね。ママダンサー、パパダンサーが増える中、こういった気配りがあるイベントって素晴らしいと思いました。

そうですよ!私自身もママダンサーだし、そのあたりはすごいなと思いましたね。託児付きのものは色々と増えてはいるものの、ダンスのイベント(フェス)では今までなかったと思うので、これは本当に素晴らしいなと思いました。

KAORIさんは16歳のころに最初はHIP HOPダンスから始めたという事ですが、そこからジャズダンスに移行していく経緯をおしえてください。

幼少期からダンスには興味があったんですが、ほかの習い事を色々とやっていて、当時京都の淀という所に住んでいたんですがバレエ教室しかなくて、習いに行きたいと母親に伝えたところ、自分のお金で行くようにいわれて(笑)。
まぁ、もちろんお金を稼げる術がない私は高校生になったときにバイトをするようになって、いざダンスを習おうとなったときに、友人がHIP HOPの体験レッスンに行くと言っていたので、一緒に行くことにした、というのがきっかけですね。中学の頃からダンス甲子園とか、テレビで流れる音楽を聞きなが我流で練習していたりしたので、けっこう踊れたんですよね。それで半年くらいしたときにジャズダンスの体験があると聞き、それに行くことにしたんですね。HIP HOPを始めた時は始めたばかりでも結構踊れたし、ジャズダンスも余裕だろうと思って体験に行ったんです。そしたら、これが全然踊れなくて・・・レッスンが終わって先生にお礼を言いにいった時に「ありがとうございます!・・(涙声)」と大号泣してしまったんです(笑)。それがものすごく悔しくて、ジャズダンスをがんばろうってきめたんです。そしたらジャズを突き詰める為にはバレエも必要だと思って、高校二年からバレエのレッスンも通う様になりました。とにかくあの時踊れなかった悔しさでジャズダンスを始めたという感じですね。

すごいですね。普通得意なダンスの方に流れがちな所を、敢えて苦手なジャズの方に行くという・・・。その反骨精神はHIP HOPですけどね(笑)。

そうですね。自分がバイトでもらったお金で通っていたので、最初は沢山のレッスンに行けるわけでもなかったから毎回のレッスンにすごい集中して大切に受けていたと思いますね。授業中とかもずっとそのフリの事をかんがえてましたね(笑)。実は高校が進学校でみんな卒業後はほぼ「進学」だったんですよね。私も勉強もしつつ、学級委員とかも率先してやっていて、結構まじめにやってはいたんですが、高校卒業後はやっぱりどうしてもダンスで生きていきたい、と思って決断しました。なので皆が進学する中、自分だけ卒業後は「家事手伝い」という感じでした(笑)。

なるほど。その時にプロでやっていこう、と決めて本格的に活動を開始するんですね。

そうですね。高校在学中は看護師になろうとしていたんですが、高校3年で決断したのが、いまのプロとしての活動の始まりですね。それで、高校卒業して、自分が当時通っていた渡辺ステージジャズセンターの研究生という形でスタートしました。ジャズダンスを始めてわずか2年で、人生最大の決断だったと思いますね。

その大きな決断を短期間で、できたというのが素晴らしいですね。それほどダンスに対する思いが強かったんですね。

当時、研究生の時代から23歳くらいまでの間が、記憶があまりないくらい本当に壮絶だったと思います。睡眠時間は平均3~4時間。それでバイトも掛け持ち3つやっていて、ゴールデンウィーク中は20時間を3連続勤務とかでした。それでも使えるお金も無くて、当時98円のパックのお茶でさえも買えず、トイレで水を飲んでいた事もあります。ダンスに関しても朝早くから練習して、夜も遅くまでリハーサルという感じの生活でしたし、とにかくダンスに一番長く向き合っていた時期だったと思います。とにかく大変でしたし必死すぎてあまり記憶に無い時期でもあります。でも自分で決めた事だから絶対に夢を叶えるんだという一心で、めちゃくちゃ頑張った頃だったと思いますね。本当にあまり記憶がないくらい必死に生きていました。

ダンススタジオ ”STUDIO DANCE ALIVE” を始めるきっかけを教えてください。

渡辺ストリートジャズセンターで教えていて23歳で退団して、24歳の時に独立しようと決めて、京都各地でレッスンをしていたんですが、どんどん人も増えてきたので自分でスタジオを構えたほうがいいと思い、宇治の方に知り合いのスペースを借りて25歳の時にスタートしました。今年で19年になります。コロナ禍ではオンラインにすぐ切り替えたりして、今でもなんとかやっています。
あとは河原町のスタジオで働くママを応援する為に、平日の月~金まで15:30~18:30まで託児付きのダンスレッスン、英会話、チアリーディング等を受け放題で受けれる取り組みとかもやっています。これは自分がそうであるように、ママを助けたいという事と、スタジオをやっている事を還元したいと思っています。ママもリフレッシュしたいですからね。

最後にメッセージをお願いします!

ダンスに興味がある人達へのメッセージは、ダンスって生きていく上では必要では無いかもしれないと思うんです。でも、ダンスって心の解放であって、ダンスをする事で心を豊にするものだと思うんです。だから皆さんも、自分の感性で心を開放してダンスに関わってくれたら素敵な人生が送られるんじゃないかな、と私は思います。

©︎Hama Show

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KAORIalive
https://kaorialive.com/

16歳よりHIP HOPを始め、のちにJAZZ、BALLET、MODERN、CONTEMPOLARYなど様々なダンスを習得。

プロの研究生を経て、国際的に評価の高い芸術舞踊団のカンパニー「DINYOS」のメンバーに最年少で選ばれ、2000年フランス招待公演に参加。退団後、日本やLAでソロダンサーとして活躍。
2012年にダンススタジオ「STUDIO DANCE ALIVE 」を設立。

振付家としても活動し、オリジナリティ溢れるテーマ性のある作品を創り出す。

2014年に日本一の振付師を決めるアジア最大のダンスコンテスト「Legend Tokyo Chapter.4」で優勝し、「日本一の振付師」として世界中から注目を集める。また海外のコンペティションにも精力的に活動、WORLD OF DANCE やVIBE DANCE COMPETITIONなどでも結果を残し、海外でも高い評価を得ている。

国際交流基金アジアセンター主催のダンス事業で、日本を代表するダンスカンパニーとして東南アジアツアーに参加。(Memorable Moment) 海外でも積極的にワークショップを行うなど、京都を拠点に国内外で活動している。(現在は東京在住)

現在は K famの若手チームのディレクター兼振付師としても活動中。

2014年にミュージカルの振付をスタートする。その初代作で年間の振付賞を受賞。

2022年4月よりアーティスティックスイミング オリンピック日本代表の振付アドバイザー JOC強化スタッフに任命される。ファッションショーの演出やCMの振付、コンテストの審査員など幅広く活動し、指導者としてシーンの発展や後進の育成にも力を注ぐ。

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Story to be told… 伝えるストーリー

DJでありBboyとして長くアーバンカルチャーに携わってきたDJTeeが監修するインタビューするコンテンツ。
ストリートダンスをはじめとするアーバンカルチャーは独自の方法でこれまで進化し続けてきました。日本でも古くはクラブで輪っかを作って踊っていたHIPHOPダンサー、暗黙の了解で使用が許された公園で練習に励むスケーター、フリースタイルバスケットボーラー・・・近年では日本から世界で大活躍する表現者が沢山増え、また競技化が進むSKATEBOARD、BREAKINGではアスリートと呼ばれるようになり、自分たちが活躍した時代と比べると、社会的な追い風も手伝い急速に認知が高まってきたと日々感じています。
このSHIROFES.では開催当初からストリートダンスを筆頭に、ダブルダッチ、フリースタイルバスケットボールなど、さまざまな人気アーバンカルチャーコンテンツを取り上げ、日本を代表する参加者を毎回招聘してきました。そんな表現者である彼らの内面的なストーリーをより多くの人に伝えたい、という思いでこの「Story to be told…伝えるストーリー」の連載を開始させていただきました。表現者である彼らが何に影響を受けて、何を思い、彼らの「今」に辿り着いたか、そういうストーリーを伝える事で彼らの魅力が一層深まると共に、それぞれのアーバンカルチャーへの理解がより一層高まることを切望しています。ストリートのヒーローである彼らの事を知り、より好きになり、彼らの事を今後さらに応援してくれれば本望です。肩肘張らずに彼らの生の言葉を楽しんでください! Peace.  by Tee

DJ Tee @teeplaysitcool

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